ヤスリほう台2(改)
投稿:2022/11/16 更新:2022/11/17
WAVE製のヤスリ作業補助ツール。使いやすく改良を施しています。
WAVEから発売されている『ヤスリほう台2』です。
そのままでも使えるのですが、プラ製のため剛性が心ともなく、ヤスる対象を押し付ける力でヤスリ部分がたわんでしまい、正確に削れなかったりする欠点があります。
HiQパーツさんからサンディングスライダーという金属製の製品が出ていますが、価格が10倍ぐらいするので中々手が出し辛い…
そこでヤスリほう台2にプラ材を使用してお手軽に改良してみました。
ついでに紙ヤスリ仕様でなくメンテ性に優れるダイヤモンドヤスリを使えるよう手を加えます。
ここで紹介する加工は n兄さん(@n_blood7) 様がTwitterで紹介されていた方法を大いに参考にさせて頂いてます。
凄すぎて参考にならない類の方ですが、たまにビギナー向けにテクニックを紹介してくれる凄い人です。
改良部分
具体的には下記のようにプラ素材で補強を施しました。
①土台部分に1mmプラ板を2枚重ねで接着
②ヤスリ部分に0.3mmプラ板を接着
③ヤスリ部分の背に1mmプラ板を接着
④ヤスリ部分を支えるように5mmプラ角棒で根本を補強&支柱を追加
これに加えて各パーツを模型用流し込み接着剤で接着することで、ちょっとやそっと押しただけでは変形しない程ガッチガチになります。
かわりにヤスリ部分を45度に倒してセットすることが出来なくなりましたが、付属のスライドパーツに45度の物があり、そちらで代用出来るので問題無いと思います。
ちなみに補強に使ったプラ棒もヤスリほう台自身で加工しています。便利。
本来は粘着シートで紙ヤスリを貼り付けて使うのですが、
0.3mmプラ板で厚みを調整したことで、図のように板状のダイヤモンドヤスリを溝に差し込んで固定できるようになります。
なんとサイズがジャストフィット。
削りカスが溜まってきたら取り外して水洗いするだけなので凄くお手軽です。
ダイヤモンドヤスリについては既にそうにゃんさんが紹介記事を書いてくださっているのでそちらでどうぞ。
https://30ms-tsukuro.com/tool/no0000001/
チャート詳細
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かなりオススメ
オススメ度:
簡単に直角や45度が出せるのでオススメです。
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時々使う
使用頻度:
面出しに加え、プラ棒やプラパイプの切断面処理など活躍する場面は多いです。
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満足
価格満足度:
これ自体がプラモデルのように販売されているためかお手頃価格です。
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慣れると簡単
扱いやすさ:
プラ棒やプラパイプはそのまま加工出来ます。
うまく固定できない対象の場合は、治具を用意したり両面テープを使って固定することで使用できたりします。 -
探せばある
希少価値:
結構色んなところで取り扱ってると思います。
メーカー | WAVE |
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型番 | HT-082 |
購入価格 | 約700円 |
購入時期 | 2021年 |
購入場所 | ヨドバシカメラ |
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