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スカウト

マナブ

投稿:2023/12/07 更新:2023/12/15

スカウト

自分探しの旅を続けるイルシャナ…道中で自分に合った事はないかと様々なチャレンジをしたが上手くいかず…食うにも困り果ててついに倒れてしまった…偶然ある計画の為に通りかかった侵略軍…空腹のイルシャナに懇願されとった行動は…放置か⁉️救済か⁉️

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「スピナティオNよ…スピナティアCの再インストール作業はまだ終わらんのか⁉️グズグズしておったらMS同盟の小娘らが攻め込んでくるかも知れんというのに…まったくもってあの時…リシェッタとやらを葬っておけば我が軍が俄然有利になっていたものを…」
はっ❗️急ピッチで進めておりますが…首領…実は困ったこ事が起こりまして…
「何事だ⁉️申してみよ…」
他でもございませぬが…システムを動かすにあたりかなり負荷がかかっているようでして…前回より強い脳波コントロールを行うにはシステムから再構築しなければならないようでございます…
「なんと…お前の技術をもってしても現状のシステムでまかなうことが出来ないという事なのか…」
はっ❗️我が軍のアジトにおける様々なモノは老朽化もさる事ながら…いささか時代錯誤な旧式のモノばかりでして…首領が巨額の資金を投じてお造りになったモノを大事に使わせて頂いておりましたが…どうやら更なる設備投資が必要な時期がきたと考えております…
「そんな事ならなぜ早く言わぬか❗️カネとネットワークを使ってエンジニアとなる人材を拉致してきて新たなシステムを作らせるのだ❗️手段は選ばん…どんな事をしてでも完成を急ぐのだ❗️今回はワシも動こう…スピナティオNよ❗️お前も同行するのだ…」
はっ❗️仰せの通りに…

首領❗️この先に腕の良いエンジニアが勤務する工場があります…もう少しの所ですが…こんなところに人が倒れております❗️しかも若い娘のようです…行き倒れでしょうか⁉️
「何っ❗️行き倒れだ⁉️今の世の中にそんな事がある訳なかろうて…って…真かこれは…一体どうしたというのだ…スピナティオNよ❗️こやつ…何があったというのだ⁉️」
はて…どこでどうなったらこんな事に…まぁそれも運命だろう❗️首領❗️こんなのは放って早くエンジニアを拉致に行かないと…更にアクションが遅れますぞ❗️先を急ぎましょう…
「ま…待て スピナティオNよ❗️声が聞き取りづらいが何か喋っておるぞ…何と言っておる⁉️」
ん…なになに⁉️ハラが減った⁉️何か食べ物をくれ…だとぉ⁉️貴様❗️誰にモノを言っていると思っているんだ❗️首領❗️こいつはトンデモナイ小娘ですぞ❗️よりによって我々に物乞いとは…

『お腹…空いた…よ…た…助けて…』
フン❗️しおらしくしたところで…どこの誰かも分からん小娘に恵んでやるものなど無いわ❗️勝手に野垂れ死ぬが良い…先を急いでいるのだ❗️さぁ首領…早くこの場を立ち去りましょう❗️こんなのに関わっても全くもって利になりませんぞ…
『ねぇ…シュリョー⁉️あたい…何か食べたいな…もう3日もマトモな物食べてないんだ…草だけじゃ栄養にもならないし…力が…出ない…』
貴様…馴々しく首領に話しかけるでない…お前なんかが気軽に話せるようなお方ではないのだぞ…身をわきまえろッ小娘が❗️
「まぁまぁ良いではないかスピナティオNよ…ところでそちは何という名だ⁉️何故こんな所でこんなになっておったのじゃ⁉️話してみよ❗️」
『あたいの名前はイルシャナ…ある人との約束で自分探しをしながら放浪してるんだけど…なかなかやりたい事が見つからなくて…色々チャレンジはしてみたんだけど…』
「ほうほう…で、何にチャレンジしたというのだ⁉️」
『えっと〜まずパン屋さんでしょ〜んでケーキ屋さんでしょ〜お花屋さんでしょ〜…』
「ふむふむ…幼児や小学生の女子が憧れる職業だな❗️
どれも長続きしなかったのか⁉️イルシャナよ…」
『うん…あたい…力の加減が上手くいかなくて…ついついリキんじゃって失敗ばかりで…そんな自分に嫌気がさして…んで住むとこも食べるものもないから野宿して…そんな暮らしも長くは続かなくて…んでフラフラとこの街に流れてきて…新薬実験の求人を見て行こうかとしてたんだけど精魂尽き果てて倒れちゃったの…』
首領❗️今我々が向かっている工場のようですぞ…その実験とやらを行っている所は…
「ふむ…こんなに衰弱していては新薬のモルモットなどになったら身がもたぬかも知れぬ…イルシャナよ…そちは力の加減がきかぬと言うが…逆に言うと腕力や脚力には自信があるということなのか⁉️」
『うん…あたい…自分で言うのもなんだけど…その辺の女の子に比べたら力は強い方だと思うよ❗️』
「よしわかった…イルシャナよ…その体で新薬の実験はリスクが高すぎる…気に入ってもらえるかは分からんが…工場に行くのはやめてワシらの仕事を手伝ってはくれぬか⁉️」
しゅ…首領…何を仰っているのです❗️まさか…この小娘を引き取るおつもりですか⁉️気でも狂いましたか⁉️
『シュリョー…お仕事って何をするの⁉️あたいにも出来るコト⁉️』
「あぁ簡単な仕事じゃよ…力の限り精一杯暴れ回るコトだ❗️好きなだけな…」
『うん…あたいやるよ❗️やってみるよ…あたい人の役に立つ仕事がしたいんだ❗️』
「そうか❗️自分の力を信じて…思いっきりやると良い❗️期待しておるぞ…イルシャナよ…」
『あとシュリョー…ひとつだけ聞いていい⁉️』
「何じゃ⁉️申してみよ」
『シュリョーはどうしてそんなにボロいの⁉️』
馬鹿ッ❗️何を言い出すかと思ったら…首領に対して失礼だぞ❗️本当に生意気で無礼な小娘だなお前は❗️
「ハハハ…まぁ正直で良いではないか…歯に衣着せぬモノ言いも気に入った❗️イルシャナよ…ワシはある機関で製造され小兵としてクニの為に身を捧げてきたのじゃが…ある時身内の中にいる反乱分子の手によって罠にはめられ…事もあろうかこのワシがクニを追われる身となってしまってのぅ…今は安住の地を求めてここにやってきて…民を統治する為に日夜働き続けているのだよ…それで行く先々でのイサカイの中で傷つき…いつしか身体もこの有り様じゃ…」
『へぇ〜エラいんだねシュリョー…んでトーチは進んでるの⁉️』
「そうじゃな…だいぶ住みやすくはなってきておるが最近は邪魔をされてばかりでのぅ…どうにも上手くいかないのじゃ…」
『んじゃさ…あたいシュリョーのトーチを手伝ってあげるよ❗️あたいのやりたい事それに決めた❗️』
「そうかそうか…ありがとな…イルシャナよ…」

「そうと決まれば善は急げじゃ…スピナティオNよ…イルシャナを一旦アジトに連れて帰り食事を摂らせてもっと話をしてみようではないか…」
首領…本当にどうなさったのですか⁉️我が軍にオンナは不必要かと…足手まといになるだけではないかと思うのですが…
「スピナティオNよ…今の時代男だから女だからと性別をどうこう言う事は極めてナンセンスな事だ…」
ナナ…ナンセンス…ですか…
「そうじゃ❗️昔とは違うのだ…軍事においてもそういう垣根を超えてやっていかなければならない時代なのだ…それに…」
それに⁉️
「イルシャナには不思議と…魅力を感じるのだ…どんなところかは何とも言い表せないが…一見純粋だが内に秘めた無邪気な凶暴さが…わしには垣間見えるのだ…」
首領…てっきり年端もいかない少女に心を奪われトチ狂ってしまったかと思いましたか…何ともこやつの奥底にとてつもないモノをお感じになられているとは…(どう見てもただのワガママなガキにしか見えないのだが…)ところで首領❗️本日の目的であるエンジニアの拉致はいかがなされますか⁉️
「うむ…また後日決行する事としよう…さぁ帰るぞスピナティオNよ❗️イルシャナを頼むぞ…ワシは先に帰って準備をしとくでな❗️」
しゅ…首領❗️行ってしまわれた…やれやれ…おい❗️イルシャナといったか❗️貴様…首領に気に入られたからといってイイ気になるんじゃないぞ❗️さっさと立って歩きやがれ…グズグズしてたら置いていくぞ❗️
『だからぁ…出来たらそうしたいけどお腹空き過ぎてホントに力が入んないんだってばぁ…あたいに酷いことしたらシュリョーに怒られちゃうよ…そんな態度でいいのかなぁ⁉️あたい知らないよ〜』
くっ…足元を見やがって❗️したたかなガキめ…決してお前を助けたい訳ではない…あくまでも仕方なく首領の指示に従っているだけ…なのだからな…
『えへへ…素直じゃないねスッピー❗️あたいと仲良くしてた方がシュリョーも喜ぶと思うよ❗️』
スス、スッピーだと⁉️貴様…どこまでバカにするつもりだ…本当に置いていくぞ❗️
『あ、いいのかな〜⁉️』
くっ…アジトに連れてってやる❗️抱えるぞ❗️
『ねぇスッピー…』
何だ⁉️小娘❗️
『あたい達仲良くやれそうだね❗️』
フン…勝手に思ってろ…

『ほえ〜思ったより広いね〜❗️過ごしやすそう…シュリョー❗️あたいの部屋って用意してくれるの⁉️』
「ふむ…空腹はどうした⁉️イルシャナよ…さぁワシが焼いたパンを食べるんだ❗️どうだ⁉️ぶたさんのパンだぞ…カワイイじゃろ⁉️農園で採れたトマトでこしらえたジュースとみかんも食べるのじゃ❗️栄養をしっかり摂って元気になるのじゃ…」
『パクパク…うまっ❗️ヤバ〜いシュリョー美味しいよ…シュリョー達って農業もやってるの⁉️』
我々は農場の経営も仕事の傍ら行っているのだ…驚いたか⁉️(と言っても…軍事力強化の金を集める為密かに農産物に危ない薬や情報を仕込んで売買してたりするんだけどな❗️)
「ハハハ…別にワシらはどちらかと言うと良質なオイルとかパーツのメンテナンスが必要なのじゃがな…そうした農産物をいろんな所に卸して金に換えてだな…その軍資金でワシら機械が本当に必要なモノを取り揃えて戦いに備えておるのじゃよ❗️」
『戦い⁉️トーチする為に戦ってるの⁉️』
首領…我々の計画をまだ何ともオボつかない小娘に聞かせるのはどうかと…
「まぁまぁ戦いというか…民の意見を聞いてだな…ワシらの思想を布教するというかな…安心して住める領土を増やしていく作業のようなモンだ❗️統治とはな…
イルシャナよ…お前さんにはその最前線に立ってもらってだな…友好の架け橋となってもらいたいんじゃな❗️」
『ふーん…あたい上手くやれるかな⁉️タミを怒らせたり反対されたりしないかな…」
「意外と心配性なんだな…なーにワシらが全力でサポートするからなーんも心配は要らぬぞ❗️イルシャナよ…思う存分楽しんで仕事に励んでくれればそれで良いのだ❗️」
『うん分かったよシュリョー❗️あたい頑張るよ❗️』

『ごちそうさまでした〜シュリョーお腹いっぱいになったよ❗️何だか身体が熱くなってきたんだけど気のせいかな⁉️』
「そうかそうか…少しの食事でもしっかり栄養が摂れるようにパンや果物の中に様々な成分を配合したから回復したんじゃろうて❗️よかったの…イルシャナよ…」
『ところでさスッピー❗️』
その呼び方ヤメロ…何だ小娘❗️
『後ろの壁にかけてあるあの剣って何⁉️』
ん…あれはだな…センチビソードと言って蛇腹剣の一種で…新規に開発した剣でありながら多節鞭にもなるシロモノだ…攻撃にも護身にも使える我の自信作なのだ…しかし色々技術を詰め込んだら結構重くなってだな…どうにも使いこなせそうな機体がいなくて往生していたところなのだ…
『んじゃさスッピー…あたいに試させてよ❗️腹ごしらえ出来たし…ちょっと運動しないと太っちゃう💦』
フン…いっちょ前に体型のことを気にするとは…
『あたいだって年ごろの女の子なんだ❗️ってのはどーでもいーじゃん…ねぇスッピー…あたいに使わせてよ❗️絶対モノにしてみせるからさ…』
フン…本当に使いこなせるかどうか試してみるか⁉️小娘…だからスッピーてのはマジでヤメロ❗️
『ねぇシュリョー⁉️やってみていーいー⁉️』
「あー⁉️ワシは今ちょっと片付け中だから立ち合えんが…おーいスピナティオNよ…そっちは任せるからイルシャナの世話を頼む❗️」
はっ❗️仰せの通りに…

いいか…あくまでもまだテスト段階だ❗️頼むから丁重に扱ってくれ…まぁ恐らく不備はないと思うが…
『えっ⁉️これ武器でしょ❗️振り回してナンボなんじゃないの…⁉️重いって言ってたけど持ってみていい⁉️』
いいか⁉️丁寧に…くれぐれも丁寧にだぞ❗️我が丹精込めて造り上げた傑作なのだ❗️完成までに2ヶ月も要したし開発と製造に結構な金額が掛かっておるのだ…小娘ごときに壊されてしまったらたまったもんじゃない❗️
『なに言ってんのスッピー❗️そんなさぁ丁寧に力を入れるってナニ⁉️んな事出来る訳ないじゃん…こんなのはねぇイキオイが大事なの❗️いくぞーおりゃーーっ❗️おーーーっ見て見てーー持ち上がったよーー❗️』
フン…力自慢はダテじゃなかったんだな…よく持ち上がったモンだ…しかしどうした小娘❗️足がプルプルしてるぞ…重いんじゃないのか⁉️耐えられんのかァ⁉️
『うるさいよスッピー❗️ごちゃごちや言ってたらあんたの頭の上に振り下ろしちゃうよ〜いいの〜』
バカ野郎❗️自ら製造した剣で斬られるなんてまっぴらゴメンだぜ…そのまま後ろにぶっ倒れるんじゃないぞ…そのままひと太刀かましてみろ小娘❗️

『うぉりゃーーー❗️』
(むむッ軸がブレていない…しかも剣に力を持っていかれていない…たいした体幹だ…こやつ…やはり只者ではないな…首領もひと目でこやつの能力を見極められるとはこれまた驚きだ…)

『おっと…勢いが止まんなーーーいよっと❗️』
おわっととと…小娘ッ❗️ワザとやりやがったなコンチクショーめ❗️
『なんか言ったーー⁉️へへーッ…どうよスッピーあたい使いこなせそうじゃなーいー⁉️』
フン…たったひと太刀で使いこなせるようになったと思ったら大間違いだ…まぁ剣に振り回されてないだけマシだがな…

『ねぇスッピー❗️この剣…あたい専用の武器にしていいかなぁ⁉️』
さぁ首領が何と仰るか分からんがな…現在の所どの機体も持ち上げる事すら出来なかったから…暫定で貴様に預ける事について異論はないが…
『じゃあたいが持ってていいってコト⁉️認めてくれるの⁉️』
フン…まぁ正直認めたくはないのだが…実力の世界だ…最後には力が強い者が勝つのだ❗️強い奴が強い武器を持つのは当然であり必然であるのだ…
『スッピー意外とモノ分かりいいんだね…』
くっ…トコトン大人をからかいやがって…憶えとけよ小娘め❗️どっちが上か…いつかきっと思い知らせてやるからな…やれやれまたイチから武器の開発をしないといけなくなったわ…さてラボに籠るとするか…
『ちょっとスッピー❗️』
だからヤメロって❗️何だ小娘⁉️
『ありがと…ね…』
フン…もっと強い武器を製造してビビらせてやるから待っていろ❗️
『うん…』
怪我…するなよ…
『スッピーも武器の製造頑張ってね❗️』
任しとけ❗️
「おぉどうだったか…センチビソードの使い心地はどうだ⁉️イルシャナよ…」
『もう来るの遅いよ〜シュリョー❗️スッピーのお墨付きをもらったよ…ちょっと重たいのは確かだけど…あたい…この剣絶対モノにしてみせるよ❗️』
「なぬ⁉️スッピーとはスピナティオNの事か⁉️ハハハ…おぬしらこの短時間の間に随分と仲良くなったみたいじゃのぅ…結構結構❗️」
首領❗️勘違いなさらないでください…我は決して小娘と仲良くなどしておりませぬぞ…こやつが勝手に馴れ馴れしくしているだけでございます…
『またまたぁ…ホ〜ントショージキじゃないんたからスッピーは…』
バカめっ❗️何を言ってんだか…
「まぁよいではないか❗️仲よきことは美しきこと哉じゃ…さぁワシらの理想郷をつくるべく共に手を取り合っていこうぞ❗️」

まんまと侵略軍の加担をする事になってしまったイルシャナであった…

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アニメ・特撮をこよなく愛する者です。
昭和の作品を中心にオマージュしたり、彼女らの戦いや生活の一部を独自路線で表現したり、妄想を膨らませて楽しみながら組んでいます。
どうぞ宜しくお願い致します。

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